「試遊レポート」Panicore

PANICORE は、パーマデスと AI モンスター、協力プレイを組み合わせたサバイバルホラーゲームだ。足音や声まで感知する敵に追われながら脱出を目指すという仕組みは分かりやすく、プレイヤーに強い緊張感を与える設計になっている。
舞台は立ち入り禁止の廃墟で、プレイヤーは好奇心からその中に閉じ込められてしまった都市探検家として行動する。設定はホラー作品では定番のものだが、暗く不気味な空間と相まって、雰囲気作りはしっかりしている。

ゲームの中心は探索と隠密行動だ。机の下やキャビネットに隠れながらモンスターをやり過ごし、ランダムに配置されたアイテムを集めて脱出を目指す。ただ、チュートリアルは最低限で、最初は何をすればいいのか分かりにくい。さらに道具の種類が多い割に、どれが本当に重要なのかが分かりづらく、不要に感じるアイテムも多いため、手探りでの試行錯誤を強いられる場面が目立った。


今回は「普通」難易度で始めたが、開始直後から何度も倒されてしまい、途中で「簡単」に下げることになった。ただ、実際に遊んでみると難易度の差はあまり体感できず、依然として敵に見つかるとあっさり終わってしまう。緊張感はあるものの、調整がやや大雑把に感じられる部分もある。

モンスターに追いつけられたら即死
視界が懐中電灯の範囲に限られる演出や、遠くから聞こえる物音など、ホラーとしての雰囲気作りは非常によくできており、音だけでも不安を煽られる。ただし、常に追い立てられるようなプレイ感のため、せっかくのマップをじっくり探索する余裕はあまりない。
アイテム配置がランダムなため、毎回違う展開になる点は魅力だが、その分、運に左右される要素も強く、安定して攻略できる感覚はやや薄い。それでも恐怖と緊張感を前面に押し出した作りは一貫しており、ホラーゲームとしての個性ははっきりしている。

PANICORE は、遊びやすさよりも恐怖体験を優先したタイプの作品だ。多少の不親切さや厳しさも含めてスリルを楽しめる人であれば、印象に残るホラー体験になるだろう。
