「試遊レポート」Lock your door 協力型サバイバルホラー暗闇の中で鍵を探し続ける緊張体験

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マシュマロ
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2026年1月7日
ホラー

1〜4人協力プレイ対応のサバイバルホラーゲーム『LockYourDoor』を試遊した。本作は、行方不明となった友人・ダーヴィンを捜索しながら、生存を賭けて行動していく作品である。ゲームは第一人称視点で進行し、視界は懐中電灯の光が届く範囲に限定されている。この制約が強い閉塞感と緊張感をもたらし、暗闇に潜む不安を常に意識させられる体験となっている。

Lock your door

序盤では、閉ざされた部屋の中で鍵を探し、ドアを開けて次のエリアへ進んでいく展開となる。環境描写はリアル寄りの質感で構成され、陰影や光源の表現と相まって、思わず鳥肌が立つほどの没入感を生み出している。懐中電灯にはバッテリー残量の概念があり、携行できる道具も最大4つまでに制限されているため、暗い部屋で探索を続けざるを得ない場面が多く、「見えない恐怖」が常に背後に張りつく設計となっている。

Lock your door

施錠された扉に対しては鍵の入手だけでなく、ヘアピンによるピッキングも可能である。さらに、鍵を開ける場面では、単にボタンを押すだけではなく、プレイヤー自身が回転操作を行い、シリンダーを“実際に回して”開錠しなければならない点が特徴的である。

Lock your door

状況によってはヘアピンが折れることもあり、操作の緊張と失敗のリスクが常に伴う。不確実性と手応えのあるインタラクションが、探索と心理的圧迫感の双方を強化している点が印象的である。

さらに本作において重要な要素となっているのがサウンド表現である。雷鳴や時計の音に加え、野獣の咆哮のような叫び声が響き、視覚だけではなく聴覚の面からも恐怖を与える設計となっている。音が近づくたびに、どこかに“何かがいる”という気配が増幅され、探索中の緊張は一層高まる。

1回目のプレイでは、鍵を見つけるのに苦労し、時間が進む中で序盤の部屋へ引き返してしまった結果、その場で修道服を着た幽霊に捕まえられ、ゲームオーバーとなった。

Lock your doorLock your door

2回目のプレイでは、1回目より慣れたため足止めされていた箇所をスムーズに突破することができた。その結果、新たに地下室まで到達し、より広い探索体験を得ることができた。同じく時計の音が鳴り響く時間帯であったが、その時点で地下室にいたため、敵に捕まることなく状況をやり過ごすことができた。

Lock your door

しかし、十字架アイテムの効果を確認したいと思い、自ら幽霊を探しに向かった結果、十字架が発動せず、最終的には死亡することとなった。安全を優先するか、未知の要素を試す“好奇心”が、プレイ体験の緊張をさらに高めていると感じた。

Lock your doorLock your door

デモ版ではドアの開閉やロック操作、十字架アイテムの使用など、基本行動を体験できる。部屋からの脱出後は図書室のような空間へ進むことになるが、本作には明確なチュートリアルがほとんど存在せず、「次に何をすべきか」を自ら把握しながら進行する設計となっている。そのため、探索型ホラーとしての難度は高めであり、プレイヤーの観察力と判断力が強く問われる構造である。

Lock your door

総じて、『LockYourDoor』は緊張感・不確実性・音響演出・協力要素が交錯するサバイバルホラーであり、開錠操作や隠れ行動、時間進行による緊張の高まりなどが印象に残る作品である。ソロプレイ・協力プレイのいずれにおいても、探索と判断を迫る緊張体験を提供するタイトルであると評価する。