「試遊レポ」Servant of the Lake 不穏な屋敷で“使用人として働く”Rusty Lake最新作

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マシュマロ
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2
2025年12月29日
試遊パズル

舞台は、オルダスとウィリアムのヴァンダーブーム兄弟が暮らしていた時代のヴァンダーブーム邸になっている。屋敷での日常業務をこなしながら、一族に隠された錬金術の秘密と、闇に満ちた過去を紐解いていく。 

『Servant of the Lake』では、プレイヤーはヴァンダーブーム一族の屋敷に仕える「使用人」として物語へと踏み込むことになる。本作は「Cube Escape」シリーズや『The Past Within』『Underground Blossom』を手掛ける開発陣による、Rusty Lakeシリーズ最新のシングルプレイヤー向けポイント&クリックアドベンチャーだ。

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(怪我についても。。??)

ゲームは馬車から降り立った瞬間に始まり、明確なチュートリアルや誘導はほとんど用意されていない。土に埋まったニンジンを拾って馬に与えたり、扉を開けるための鍵を自力で探し出したりと、周囲の状況からヒントを読み取りながら進めていく。

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最初の扉を開けるまでに時間がかかる場面もあり、序盤から“自分で考えて解く”探索型パズルの手応えがしっかり味わえた。


屋敷の中に入ると、最初の仕事は朝食の準備。

『Servant of the Lake』試遊レポ 不穏な屋敷で“使用人として働く”Rusty Lake最新作

オルダス様の好みはヒントとして示されるものの、必要なものは部屋の至るところを探索して集めなければならない。壁に掛けられた絵画や、棚に置かれた小人の像といった何気ないオブジェクトにも重要な手がかりが潜んでおり、「この部屋のすべてが謎解きの一部になっている」という感覚が強い。

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ビジュアル面では、人物はカートゥーン風のデフォルメ表現で描かれている一方、遠景や背景にはどこかリアルさが漂っており、そのギャップが独特の不気味さを生み出している。

『Servant of the Lake』試遊レポ 不穏な屋敷で“使用人として働く”Rusty Lake最新作

穏やかな音楽が流れているにもかかわらず、屋敷全体には説明しがたい奇妙な空気が満ちており、静かに胸をざわつかせる体験となっている。ゲームとしては過激な描写やグロテスクなシーンは一切なく、そうした表現が苦手なプレイヤーでも安心して楽しめる点も印象的だ。

『Servant of the Lake』試遊レポ 不穏な屋敷で“使用人として働く”Rusty Lake最新作

単純な作業から実験の補助、後始末まで、使用人として任される仕事は幅広く、シュールさと不条理さが入り混じったRusty Lakeらしいパズル体験が続く。Victor Butzelaarによるサウンドトラックは没入感をさらに高め、日常と異様さが交錯する屋敷での時間に深みを与えていた。

今回のデモ版で体験できたのは「1日の朝」パートのみだったが、それでも物語の続きが強く気になる内容だった。ゲーム中に漂う奇妙さや不穏な違和感は、単なる演出なのか、それとも屋敷の深層に隠された真実へとつながる兆しなのか――その正体を、正式版でぜひ確かめたいところだ。

自分で考えて進むタイプのゲームが好きな人、物語の裏にある“何か”を想像しながら遊びたい人、そしてホラーゲームは少し怖いけれど不思議な世界観には興味がある——そんなプレイヤーに特におすすめできる一本だと感じた。

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