「試遊レポ」文字化化 

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マシュマロ
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3
2025年12月25日
ホラーアドベンチャー試遊

気がつくと、そこはどこか現実とは異なる、不穏で静かな世界だった。

見覚えのない建物、聞いたことのない言葉、そしてこちらを見つめる謎の“彼ら”。

異界に迷い込んでしまった主人公は、そこに棲みついているホラー男子たちの言葉を覚えながら、脱出方法を探すことになった――。

ただし、彼らが話すのは、私たちの言語とはまったく異なる“異界語”。

文字化化 試遊レポ

その意味を理解できなければ、何が起きているのかも、彼らが敵なのか味方なのかさえ、判断することはできない。

文字化化 試遊レポ

本作には「通常モード」と「異界語モード」の2種類が用意されている。

「異界語モード」は、主人公のセリフまですべて異界語になり、解読ヒントは一切なし。さらに一部の解説セリフもカットされるという、より高難度のモードとなっている。今回は、まず通常モードで挑戦してみた。

ゲームは、最初に使用するプレイヤーを選ぶところから始まる。各プレイヤーには12個のセーブスロットがあり、重要なデータはスロット間で自動共有される仕組みになっている。今回はプレイヤー1を選択してスタート。

物語は「出口を探す」という導入から始まる。

ゲーム内の辞典には、登場人物たちの「異界語」が記録され、そこに自分で意味を入力していくことで、言葉の意味を少しずつ解読していく。

文字化化 試遊レポ

ただし、相手の発言を正しく読み解けないまま選択を誤ると、「何が起きたのかわからないまま死んでしまう」ことも多く、緊張感のある展開が続く。一人でじっくり遊ぶのはもちろん、文字の解読・推理要素が豊富なので、大人数で考えを巡らせながらワイワイ遊ぶのにも向いているゲームだと感じた。

文字化化 試遊レポ

『文字化化』は、謎の言語を話す“ホラー男子”たちと対峙しつつ、脱出を目指す「言語解読型ホラーADV」。

プレイヤーは異界に迷い込んだ主人公として、不穏な世界を探索しながら、相手の言葉を観察・推測・解読し、少しずつ真実へと近づいていく。

登場キャラクターたちは、人間とは異なる価値観を持つ個性豊かな存在ばかりで、恐ろしさと同時にどこか魅力も感じられる。彼らとの“言葉を超えた交流”が、本作ならではの体験となっている。


異界の言語は、私たちの言語のような文法や助詞が存在せず、単語の羅列だけで意味を伝えるという、簡素ながらも不可解な構造を持つ。プレイヤーは、キャラクターの表情・ジェスチャー・行動などを手がかりに、言葉の意味を少しずつ見極めながら物語を進めていくこととなる。

「わかるようでわからない」を読み解いていく――知的好奇心とスリルを同時に刺激する、独特の脱出ゲームに仕上がっている作品だ。

試遊レポ

【エンディング構成について】

本作のエンディングは非常にボリュームがあり、

・途中エンド(バッドエンド/未解決エンド)…20種類

・キャラルートエンド&終盤エンド(第5章以降)…17種類

という多層的な構成となっている。途中には「ハッピーエンド風の偽エンド」も含まれており、油断すると物語の核心に辿り着けないまま終わってしまう点にも注意が必要だ。

今回のデモ版では、エンディング到達までは体験できなかったものの、ゲーム自体は非常に面白く、正式版でも間違いなく楽しめる作品になるだろうと感じた。エンディングの種類が多いぶん、周回プレイで異なる選択肢やルートを試したくなるゲームだ。


また、通常モードでは、「私」がヒントを与えてくれるのでそれらを参考にゲームを進めていく形式となっているため、まったく手も足も出ない──ということにはならず、解読ゲームに慣れていない人でも楽しみやすいと感じた。さらに、ゲーム全体の画風や雰囲気づくりが非常に秀逸で、一瞬で物語の世界観に引き込まれてしまう。

試遊レポ

試遊レポ

試遊レポ

ヒントをもらえる

ゲームの中には、「這いばい男」「隙間の男」「銀髪の男」など、謎めいた人物たちが登場する。

彼らは一体何者なのか、なぜ主人公を助けてくれるのか――その存在理由も非常に気になるポイントである。

デモ版ではまだ登場していないキャラクターも多く、正式版では彼らとの交流や物語がどのように発展していくのか、とても楽しみだ。

文字化化 試遊レポ

この世界では一体何が起きているのか。

そして私は、この異界から本当に脱出することができるのか――。

その答えは、正式版で明らかになるだろう。