コアゲーマーの購買習慣に変化 調査で「62%がゲームの値下げを待つ」と判明

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なかさと
2026年5月8日
ニュース

ゲームメディア IGN が、市場調査会社 Kantar および カリフォルニア大学バークレー校 と共同で実施した最新調査によると、アメリカ・イギリス・オーストラリアのコアゲーマーのうち、実に62%がゲームを定価では購入せず、セールや割引を待ってから購入していることが明らかになった。また、年齢層によって購買傾向に大きな違いが見られるという。

調査によると、現在でもゲームを定価で購入している割合は、ミレニアル世代(1981~1996年生まれ)が38%、Z世代(1997~2012年生まれ)が42%である一方、X世代(1965~1980年生まれ)はわずか20%にとどまった。研究チームは、これは単なる消費習慣の変化ではなく、ゲームとの向き合い方そのものが大きく変化していることを示していると分析している。

ゲーム業界メディア「The Game Business」編集者の Christopher Dring は、現在の市場はコンテンツ過多の状態にあり、プレイヤーはゲームだけでなく映像作品や読書コンテンツも含め、すでに“飽和状態”に近づいていると指摘。「市場は変化している。消費者は遊びきれないほど多くのコンテンツに囲まれている」と語った。

また近年は、発売時点ではコンテンツが未完成なゲームも多く、1~2回の大型アップデートや修正を待ってから購入を検討するユーザーが増えているという。そのため、発売初日に購入する動機は以前より大きく低下していると分析されている。

一方で、この傾向はゲーム業界に別の影響も与えている。プレイヤーが値下げやアップデートを待つようになったことで、大作ゲームの販売サイクルは長期化し、中には数年から十年以上にわたり売れ続けるタイトルも珍しくなくなった。

調査では世代別の情報収集方法についても分析されている。X世代は Google 検索を利用して新作情報を探す傾向が強く、Googleが近年提供しているニュースソースのカスタマイズ機能も活用されているという。

対して、ミレニアル世代の85%は YouTube を通じてゲーム情報を得ることを好み、Z世代は主にSNSプラットフォームを情報源として利用している。

ゲームジャンルの好みにも違いが見られ、X世代はシングルプレイ作品を好む傾向が強い一方、Z世代はマルチプレイ重視。ミレニアル世代はその中間に位置する結果となった。

さらに、ゲームに求める要素も世代ごとに異なる。X世代とミレニアル世代は、過去に遊んだ作品へ戻ってコンプリート要素ややり込みを楽しむ傾向が強い。一方でZ世代は、新コンテンツの追加、カスタマイズ機能、コミュニティとの交流体験をより重視しているという。