東映はゲーム市場への参入を発表 第1弾タイトルラインナップは4月24日に公開予定
東映は、ゲーム事業ブランド「東映ゲーム」を正式に設立したと発表した。まずはSteamを通じてPCゲーム分野に参入し、その後は家庭用ゲーム機市場への展開も視野に入れているという。なお、4月24日(金)に第1弾タイトルラインナップの詳細が公開される予定だ。
東映は1951年の創業以来、映画・テレビ・アニメなど多様なメディアを通じて、数多くの「物語」を世界に届けてきた。そして2026年、創立75周年を迎える節目にあたり、新たにゲーム事業ブランド「東映ゲーム」を設立した。同社はまずPCゲーム分野に参入し、Steamでの展開を皮切りに、将来的にはNintendo Switch、PlayStation、Xboxといった家庭用ゲーム機への拡大も計画している。
東映は「私たちの目標は、ゲームを起点に世界を熱狂させる新たなIPを創出することです。今後発表予定の第1弾タイトル群は、既存IPのゲーム化ではなく、国内外の才能あるクリエイターによる完全新規のオリジナル作品となります」とコメントしている。
■ 社長 吉村文雄 コメント
今回、当社は新たにゲームブランド「東映ゲーム」を立ち上げ、ゲーム事業という新たな領域への挑戦を正式に開始した。社長の吉村文雄は、本事業を映画・テレビ・イベントと並ぶ「新たな柱」と位置づけ、全社を挙げて推進していく方針を示した。
また吉村は、ゲームが言語や国境を越えて広がる、極めてグローバル性の高いエンターテインメントであると指摘。「当社グループの中長期ビジョン『TOEI NEW WAVE 2033』においても、東映が創出する『物語』を世界へ届けることを掲げています。グローバル市場を主戦場とするゲーム事業への挑戦は、このビジョンを具体化する重要な一歩です」と語った。
さらに「東映ゲームは既存IPの活用にとどまらず、ゼロから新たなIPを創出することを目指します。これまで映像制作で培ってきた技術と経験をゲーム開発に注ぎ込み、世界中のプレイヤーに東映ならではのエンターテインメント体験を提供していきます。今後の展開にぜひご期待ください」と強調した。
ブランドロゴおよび「荒磯に波」のドットアニメーションは、カイロソフトが制作した。
「東映ゲーム」のブランドロゴは、人気ゲーム開発会社であるカイロソフトが手がけたものであり、あわせて東映映画の象徴的なオープニング映像「荒磯に波」のドットアニメーション版も制作された。
東映によると、ブランド立ち上げにあたりチーム内では「ぜひカイロソフトにロゴ制作を依頼したい」という強い思いがあり、実際に同社を訪問して直接交渉を行った結果、快諾を得て今回の特別な企画が実現したという。「このロゴは、東映の伝統とカイロソフトならではの遊び心が融合した、唯一無二のデザインです」とコメントしている。
また、カイロソフトの代表取締役である開羅君は、「ロゴ制作という大役を引き受けてからというもの、眠れない日々が続きました。荒波にもまれるゲーム業界にふさわしいロゴとは何か、布団の中で考え続ける夢を見たほどです……ふふふ。やがて心地よい春の空気とともに、新たな船出を祝うこのロゴが完成しました。やったー!」とユーモアたっぷりにコメントしている。
「東映ゲーム」の第1弾タイトルラインナップは、4月24日(金)に公開される予定だ。