疑わしきはまず処理せよ!修道院の闇を描く『Inquisitor Simulator』Steamに登場 錬金術で悪魔討伐も
チェコのFulqrum Publishingがパブリッシングを手がけ、ラトビアの開発チームedyan.devが開発するブラックユーモア風シミュレーション新作『Inquisitor Simulator』が4月10日に公開された。本作は近日中にSteamおよび家庭用ゲーム機向けに配信予定で、コンソール版の詳細は未発表。
プレイヤーは修道院を統括する異端審問官となり、信仰・暴力・官僚制度の狭間で選択を迫られる。真偽の判別が難しい容疑者たちを前に、誰を赦し、誰を処刑台へ送るのかを決断していく。「あなたの裁きが常に公正であることなど、誰も期待していない……そうだろう?」
本作の開発チームedyan.devはわずか3名で構成されており、これまでは主にモバイルゲームを手がけてきたが、『Inquisitor Simulator』はPCおよびコンソール市場への進出作となる。幼少期のゲームがもたらした純粋な楽しさの再現を目指し、不条理や風刺、ブラックコメディ要素を多く取り入れている。
ゲームの舞台は国境地帯にある荒廃した修道院。プレイヤーは修道院の管理者兼審問官として、院内の秩序維持に加え、次々と送られてくる「疑わしい人物」への対応を行う。彼らは異端の疑いをかけられており、呪われた聖者や憑依された者、人間に化けた悪魔である可能性もあれば、単に運が悪いだけの一般人である場合もある。
プレイヤーは手元の『審問官ハンドブック』を参照しながら、対象のさまざまな兆候を観察し、多様な診断方法で真相を見極めていく。口頭での尋問や武力による制裁、聖水や十字架といった宗教儀式、さらには拷問器具の使用まで、あらゆる手段が調査の手段となる。公式は「この世界ではすべてが悪ではなく、すべてが人間でもない」と強調しており、誤判や冤罪もゲーム体験の一部として組み込まれている。
尋問だけでなく、プレイヤーは修道士たちの業務管理も担う。能力や性格、生存力に応じて役割を割り当てるほか、修道院の施設修繕や牢の整理、拘束具や処刑台の清掃などを行い、荒廃した宗教拠点を再建していく。
「図書館を再建し禁断の知識を収集せよ。腐敗の力は清らかな羊皮紙すら見逃さない。修道院を修復し、書庫を拡張せよ。知識と石壁こそが荒野からの侵入者を防ぐ盾となる。」
中世紀では拷問と錬金術が広く行われており、本作にも本格的な錬金システムが搭載されている。数十種類のレシピを研究し、仲間を癒やす聖なる薬を作ることも、危険な実験薬を調合して敵に対抗することも可能だ。大胆に素材をすべて鍋に投入し、未知の結果を試すこともできる。
修道院の外に広がる荒野は危険に満ちており、プレイヤーは時折その外へ出て、闇の森で薬草や資源を採集する必要がある。そこでは小悪魔や悪魔、さまざまな超自然的存在と遭遇する可能性があり、それぞれに儀式や道具、火、あるいは強い信仰心など、適切な対処法が求められる。
『Inquisitor Simulator』は近日中にPCおよびコンソール向けに発売予定で、興味のあるプレイヤーはSteamのウィッシュリストに追加しておくことが推奨されている。