『Escape from Tarkov』の生みの親による新作『Edge:Future Conflict』が発表 2251年を舞台にしたハイリスク宇宙サバイバル戦が展開
ハードコアなリアル系エクストラクションFPS『Escape from Tarkov』の生みの親であるNikita Buyanovが手がける新作SFタイトル『Fragmentary Order』が正式に発表された。これまでコードネーム「COR3」として公開されていた本作は、タイトルおよび世界観が明らかになり、『タルコフ』に近い作風から多くのプレイヤーの間で「宇宙版タルコフ」とも呼ばれている。
あわせて公開された約7分間のCGIトレーラーでは、本作が戦術シミュレーション・サバイバル・高リスク高リターンの要素を軸とした一人称マルチプレイシューターであることが示された。いわゆる「エクストラクション」系のゲームプレイを採用しつつ、戦場は廃墟都市や軍事基地から、太陽系各地に点在するコロニー拠点での衝突へとスケールアップしている。
『Fragmentary Order』の物語は西暦2251年を舞台としている。かつて人類は世界的崩壊の危機を経験したが、その後、超巨大組織「CORE」が台頭し、単一の技術および経済システムによって分断された世界を再統合。人類を太陽系規模のコロニー時代へと導き、高度なバイオテクノロジーと完全にシステム化された社会が築かれた。
さらに公式設定によると、COREは「CORIE」と呼ばれるグローバルフレームワークを構築し、戦争を含むあらゆる活動を制度化・商業化・管理下に置いたという。しかしその支配は永続的なものではなく、勢力の分裂や新興勢力の台頭によって、再び衝突が発生することになる。かつての無秩序な戦争とは異なり、戦争そのものが一つの産業として成立している点が特徴だ。
プレイヤーは「Replicated Entity」のオペレーターとなり、遠隔操作でクローン戦闘ユニットを前線へ投入する。自身は安全なバンカーにいながら任務を遂行し、資源を回収して生還を目指すというスタイルで、Surrogatesを想起させる設定となっている。本人は戦場に赴かず、分身を送り込むことで戦うという構造が、本作に独特のダークSF的な雰囲気をもたらしている。
現在公開されている公式サイトは、ARG形式で運営されているが、閲覧体験はややスムーズさに欠ける部分もある一方で、開発側の大きな野心がうかがえる内容となっている。Nikita Buyanov本人も、本作はBattlestate Gamesおよび『Escape from Tarkov』とは直接的な関係がないことを明言している。
サイトにアクセスすると、デスクトップOSのようなインターフェースが表示され、プレイヤーはパスワードの解析や手がかりの探索、タスクのクリアを通じて、世界観の情報や新たなコンテンツを段階的に解放していく仕組みとなっている。
現時点ではAct1〜Act3までが公開されており、今後のアーリーアクセス参加資格は、このARGチャレンジをクリアし、「最前線に立つ資格」を証明したプレイヤーに優先的に提供される可能性が示唆されている。
『Fragmentary Order』は、全体的に高いリアリティと深いゲーム性を重視した設計が特徴とされている。高度な武器挙動システムや複雑なダメージ・医療メカニクスに加え、大規模マップ、乗り物、拡張された移動能力、さらには自由度の高い武器カスタマイズ要素などが盛り込まれている。
またプレイヤーは企業勢力との関係構築や信用ポイントの蓄積、自身のインフラ運営なども求められ、戦闘・サバイバル・経済運営が一体となった循環型のゲームプレイが展開される。
現時点では正式な発売日および対応プラットフォームは未発表である。