『Papers, Please』開発者ルーカス・ポープ氏、新作の非公開姿勢を示唆 AIや盗用リスクを懸念

|
いずみ
2026年4月8日
ニュース

『Papers, Please』や『Return of the Obra Dinn』で知られるインディーゲーム開発者の Lucas Pope 氏が、最近出演したポッドキャストにて、新作に関するスタンスについて語った。

ポープ氏はこれまで、自身の開発中タイトルについて比較的オープンに語る姿勢を取ってきたが、現在のゲーム業界の環境変化により、その方針を見直しているという。特に、開発途中の情報がAIによって学習されたり、アイデアが盗用されるリスクを懸念しており、「今は開発過程について多くを語るべきではない空気を感じている」と述べた。

実際、新作自体は現在も開発中であるものの、それを公にするかどうかは別問題であるとし、慎重な姿勢を示している。

ポープ氏は、自身の代表作である『Papers, Please』および『Return of the Obra Dinn』について、「この2作品には非常に満足している」と語る一方で、次回作に対するプレッシャーについても言及。「再び成功できるとは限らないし、ここで引き際を見極めるという選択もある。なぜ次回作で失敗するリスクを負う必要があるのか」と、率直な心境を明かした。

さらに、「この2作品を生み出せたこと自体が非常に幸運だった。もちろん、ストーリー性やゲーム性、システムにフォーカスした新作を作ることは可能だが、それが成功する保証はない」とし、創作に対する葛藤を語っている。

一方で、ポッドキャストのホストも同様に、ヒット作の後に訪れる迷いやプレッシャーについて共感を示した。これに対しポープ氏は、「この6年間、創作の楽しさを取り戻そうとしてきた」とコメントしている。

独自性の高い作品で評価を築いてきたクリエイターだからこそ、新作に対する慎重な姿勢は理解できるものと言えるだろう。今後、どのような形で次回作が明らかになるのか、引き続き注目が集まる。