前『Overwatch』ゲームディレクター、“ジェフ”こと Jeff Kaplan が率いる新作『The Legend of California』が初公開 退職の理由についても言及

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いずみ
2026年3月13日
ニュース

Mike Morhaime が設立したゲーム会社 Dreamhaven は本日(12日)、多くのプレイヤーに知られる元『Overwatch』ゲームディレクターの Jeff Kaplan が率いる新たなインディー開発チーム Kintsugiyama によるマルチプレイヤー・アクションサバイバルシューター『The Legend of California』を初公開し、あわせてゲームのプロモーション映像も公開した。。

Jeff Kaplan はかつて Blizzard Entertainment に在籍しており、プレイヤーに最もよく知られているのは『Overwatch』のゲームディレクター兼副社長を務めていたことだ。彼は 2021 年に Blizzard を退職しており、今回アメリカのポッドキャスト番組である Lex Fridman の番組に出演した際、この新作を初めて公開した。

『The Legend of California』はマルチプレイヤー型のアクションサバイバルシューターで、舞台はゴールドラッシュ時代を思わせる神話の島「カリフォルニア島」。プレイヤーは金鉱ブームに沸く広大なオープンワールドを探索していく。現在の計画では、今年中に PC の Steam と Epic Games Store で早期アクセスが開始される予定だ。

ゲーム内容としては、未開の辺境の荒野を舞台に、探索、採集、クラフト、建築、狩猟、戦闘といった要素を体験できる。プレイヤーは単独で行動することも、友人と協力することも可能で、この神話の島で単に生き延びるだけでなく、自らの拠点を発展させていくことが目標となる。オープンワールドには独特の生態系や挑戦的な PvE 戦闘イベント、カリフォルニアの有名なランドマークなども登場する。

公式によると、本作では精密さとテクニックが求められる射撃戦闘が特徴となっており、生き延びるために野生動物を狩ったり、利益を得るために敵の拠点を襲撃したり、PvP モードで敵の攻撃に対抗したりすることになる。また、採集やクラフトを通じて荒野の資源を武器・道具・食料などへと変え、自分の領地を拡張していくことも可能だ。鉱山や馬小屋などを建設することもでき、プレイヤーは孤高の冒険者として活動することも、チームを組んで資源・建築・進行状況を共有することもできる。

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さらに、Jeff Kaplan は今回のポッドキャスト出演の中で、当時なぜ Blizzard Entertainment を離れたのかについても初めて語った。主な理由は、『Overwatch』のプロeスポーツリーグである Overwatch League(OWL)に対して、現実的ではないほど大きな期待が寄せられていたことだという。

Kaplan は番組の中で、当時は多くの人が OWL に過度な期待を抱き、リーグがクラブのマーケティングを行う際、まるで実現できない夢を売り込んでいるかのような状況になっていたと説明した。やがて OWL と投資家への約束が、『Overwatch』そのものの開発にまで影響を及ぼすようになったという。

これらの取り組みはチームの開発リソースを大量に消費し、本来ゲームのコンテンツ制作に使うはずだった時間や人員が奪われてしまった。新しいワールドイベントなど、当初予定していたコンテンツ計画にも大きな影響が出たという。

Kaplan は当時を振り返り、「あの頃は、もともと立てていた計画の多くが基本的に頓挫してしまった」「新しいワールドイベントを開発することもできず、『Overwatch 2』に集中することもできなかった。ただその場を維持するために、なんとか支え続けているだけだった」と語っている。

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『The Legend of California』は、今年中に早期アクセスを開始する予定となっている。