《バイオハザード9 レクイエム》、発売初日にSteam同時接続者数32万人を突破 シリーズPC史上最高記録を更新
カプコンのサバイバルホラーシリーズ最新作『バイオハザード9 レクイエム』は、2月27日の発売後、Steamにて『バイオハザード』シリーズのPCプラットフォーム史上最高のローンチ記録を迅速に更新。発売初日に同時接続者数32万人を突破した。
SteamDBのデータによると、本作は発売から約1時間で同時プレイヤー数26万人を突破。その後も数字は伸び続け、初日には同時接続者数320,056人のピークを記録した。本稿執筆時点でも、プレイヤー数は23万人以上を安定して維持している。
この好調な滑り出しにより、『バイオハザード9』はSteamにおけるシリーズ史上最高記録を樹立。過去作と比較しても大きく上回る結果となった。例えば、2023年発売の『バイオハザード4 リメイク』のピークは168,191人、『バイオハザード7』は106,631人であり、最新作はほぼ倍以上の差をつけてシリーズ記録を塗り替えた形だ。
なお、SteamのデータはPCユーザーの一部のみを反映したものに過ぎない。本作はEpic Games Storeでも配信されているほか、PS5、Xbox Series X/S、Nintendo Switch 2といった家庭用ゲーム機向けにも展開されており、実際のプレイヤー数は現在の統計を大きく上回ると見られる。
『バイオハザード9 レクイエム』は、シリーズ最新の正統続編であり、物語はシリーズの中核舞台である「ラクーンシティ」を背景に展開される。ストーリーは2人の主人公それぞれの視点から描かれ、プレイヤーはシリーズ屈指の人気キャラクターであるレオンと、FBI分析官グレースを操作しながら、かつての「ラクーン事件」の背後に隠された真実を徐々に追っていく。
ゲームデザイン面では、あえて性質の異なる2種類のホラー体験が用意されている。グレース編では資源の乏しさと探索による心理的圧迫を重視し、サバイバルホラー本来の緊張感を強調。一方、レオン編ではバイオ脅威との対峙を軸としたアクション寄りの戦闘体験が展開され、1本の作品の中で異なるテンポとスタイルの恐怖演出を味わえる構成となっている。
発売前から『バイオハザード9 レクイエム』は海外メディアによる先行プレイやレビューを通じて高い注目を集めていた。レビュー集積サイトMetacriticでは、最もレビュー数の多いPS5版が現在メディア平均スコア88点を獲得。IGNも9/10点を付与し、「まるでアンブレラ社の地下研究所から生まれた成果のように、異なる2種のサバイバルホラーの“遺伝子”を融合させ、極めて感染力の高い新たな変異体へと昇華させた」と高く評価している。
メディアの多くは、本作が採用した二重構造のストーリーテリングとシステム設計によって、ホラーとしての緊張感とアクションの爽快感を巧みに両立している点を評価。これがプレイヤー間での話題性を急速に高めている要因の一つとされている。また、PC版の最適化も注目されており、テストによればSteam Deckでも低画質設定で約60FPSに近い動作が可能との報告もある。近年のAAAタイトルの中でも、携帯型PCとの高い互換性を示す好例として評価されている。