『龍が如く 極3』総監督・堀井亮佑氏、旧版テキストを「稚拙」と率直に言及 サブクエストの7割を全面刷新しドラマ性を強化
堀井亮佑氏は、『龍が如く 極3』(『龍が如く3外伝 Dark Ties』)の総監督として、リメイク版の開発理念についてインタビューで詳しく語った。2009年当時の空気感を残しつつも、現代のゲームデザインにそぐわない要素は大胆に見直す必要があったと強調している。
ファミ通の報道によると、サブストーリーは大幅に刷新され、約70%が完全新規制作。残る30%も書き直されており、ほぼそのまま残された内容はないという。堀井氏は「同じ展開自体は問題ないが、当時のテキストには拙い部分もあった」と率直に言及。さらに「現在のサブストーリーは演出面を非常に重視し、よりドラマ性を強めているため、旧版をそのまま持ち込むと違和感が出てしまう」と説明した。
原作で人気の高かった「天啓」システムが削除された点についても触れ、「社内には名残惜しむ声もあったが、制作は非常に難航した」と明かす。「同じものを出すだけでは“懐かしい”で終わってしまう」と判断し、新要素の追加にリソースを振り向けたという。堀井氏は本作を「リメイクというより新作に近い」と表現し、雰囲気は似ていても体験はまったく異なるものになると語った。
また、2009年らしさを再現するため細部にもこだわり、当時安西ひろこや若槻千夏が表紙を飾っていた雑誌などを参考資料にしたという。ゲーム内には当時流行していた“折りたたみ携帯”文化も再現され、着信音や待受画面、ストラップのカスタマイズが可能。堀井氏は「桐生がカスタムした携帯で柏木の電話に出るシーンは、見ていてとても面白い」と笑いながら語っている。