『Pokémon TCG Pocket』新規ユーザーは好調も既存ユーザーが減少 月間アクティブユーザーは2,800万人まで減少

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タニザキ
2026年2月12日
ニュース

Pokémon Trading Card Game Pocketは、昨年時点で世界累計ダウンロード数が1億5,000万回を突破したものの、開発元DeNAの最新決算によると、既存ユーザーの離脱という課題に直面していることが明らかとなった。新規ユーザーは引き続き増加しているが、初期プレイヤーのアクティブ率が低下し、月間アクティブユーザー数(MAU)に影響が出ているという。

DeNAは第3四半期決算説明会の質疑応答において、「新規ユーザーの成長は依然として堅調である一方、サービス開始当初と比べて既存ユーザーのリテンション率が低下しており、MAUの維持が課題となっている」と説明。MAUは2025年3月時点の5,100万人から、現在は2,800万人まで減少している。

同社は以前の決算でも同様の傾向に言及しており、カード収集システムの大幅な見直しの可能性を示唆していた。2025年8月の公式声明では、ユーザー定着率の低下に触れ、年内に何らかの改善策を講じる可能性を示している。その後、周年イベントとして「プレミアム拡張パックEX」の投入やプロモカードの再配布を実施したが、ユーザーの反応は分かれている。

最新決算では、ゲーム内イベントやプロモーション施策の強化、ならびに「多層的な施策」の推進を今後の方針として掲げた。最新拡張「夢幻パレード」では多数のメガシンカEXカードが追加され、ソロモードにはランダムデッキ対戦が導入。また、トレード機能にはコメント表示機能が追加され、プレイヤーが交換希望を明示できるようになった。

決算資料によると、DeNAの当四半期売上高は313億円で前年同期比33%減、営業損益は前年同期の155億円黒字から81億円の赤字へと転落。ゲーム事業の売上高は147億円で、前年同期比47%減となった。公式は『Pokémon TCG Pocket』の勢いの鈍化が主因の一つであると説明しており、既存ユーザーの定着率およびログイン頻度の向上が当面の最重要課題であるとしている。