『仁王3』がコーエーテクモの Steam における同時接続数の新記録を更新―ディレクターが開発時に『Lies of P』を参考にしたことを明かす
『仁王3』は正式リリース後、目覚ましい好調ぶりを見せており、Steam にて同時接続数88,000人(CCU)を記録。これは コーエーテクモ 作品として過去最高記録となる。
本作の大きな成功を受け、開発チームはこれまであまり語られてこなかった制作過程の舞台裏についても、一部を明かしている。好調なセールスと高いプレイヤー参加率の背景には、そうした試行錯誤と工夫があったことがうかがえる。
ゲームディレクターの 藤田雅樹 氏はインタビューの中で、『仁王3』の開発期間中、韓国のスタジオ Neowiz が手がけたソウルライク・アクションゲーム『Lies of P』が、チームにとって非常に重要な創作刺激となったことを率直に語っている。
藤田氏によれば、『Lies of P』はボスデザインや戦闘アクションにおいて、キャラクター自身の造形的な個性を巧みに活かしており、その結果、戦闘体験そのものがより楽しいものになっているという。この点が『仁王3』における妖怪アクションの発想に多くの示唆を与えたとし、妖怪の行動パターンを考えるうえで、非常に刺激的なインスピレーション源になったと振り返っている。
藤田氏はあわせて、『仁王3』には、チームがこれまでに手がけてきた『Rise of the Ronin』や『Wo Long: Fallen Dynasty』で培った経験やノウハウも数多く反映されていると説明した。一方で、コーエーテクモ作品以外で本作に最も大きな影響を与えたタイトルを挙げるとすれば、それは間違いなく『Lies of P』だと語っている。
さらに藤田氏は、『Lies of P』におけるボス行動の緻密な設計や、攻撃モーションとキャラクターデザインが高いレベルで噛み合っている点を評価し、そうした要素によって戦闘体験全体が非常に楽しいものになっていると述べた。このような設計思想は、『仁王3』の実際の制作過程においても参考にされ、妖怪バトルの表現や手触りの向上に活かされているという。