ConcernedApeが『スターデューバレー2』構想に言及――完全新キャラクター&新世界で“原点の創作エネルギー”を取り戻したいと語る

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いずみ
2026年2月4日
ニュース

ピクセル農場経営RPGの名作『Stardew Valley』(スターデューバレー)が発売10周年を迎えるなか、シリーズ続編の可能性が改めて注目を集めている。開発者の Eric Baroneは、海外メディアのインタビューで、将来的に『Stardew Valley2』を制作することに「とても前向き」だと語り、自身の構想や葛藤を明かした。

ConcernedApeは、もし続編を手がけるなら最大の魅力は「まったく新しいキャラクターと新しい世界を一から作れること」だと説明。2012年に『Stardew Valley』の開発を始めた当初の、純粋で創作エネルギーに満ちた感覚をもう一度取り戻したいという。新しい世界がもたらす可能性は非常に刺激的で、開発チームにとっても大きなモチベーションになるはずだと語っている。

一方で最大の懸念点として挙げたのが、既存の舞台や住民たちに対するプレイヤーの深い愛着だ。すべてを新キャラクターに置き換えた場合、ファンが受け入れてくれるか不安が残るという。かといって従来キャラクターを引き継げば、今度は自分自身が「同じ枠組みに縛られてしまう」可能性もあり、どちらの選択にも難しさがあると率直に語った。

またConcernedApeは、過去に一度『Stardew Valley2』の企画・初期開発に着手したことがあるものの、「さまざまな理由」から現在制作中の Haunted Chocolatier へと舵を切ったことも明かしている。同作は“スターデューバレー2的な存在”とも言えるが、ゲーム性や体験の核は異なるという。

それでも続編の可能性が消えたわけではない。ConcernedApeは2025年にも「いつかは『Stardew Valley2』を作るかもしれない」と発言しており、新作をゼロから立ち上げるよりも、既存の『Stardew Valley』にアップデートを重ねる方が現実的ではあるとしつつも、続編への思いは今なお心の中にあるようだ。

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もう一つの大きな変化として、ConcernedApe はもはや単独開発者ではなく、2018年以降は開発チームを組成して制作を進めている点を挙げた。本人はIGNに対し、チームの参加は「本当に素晴らしい」と語り、各メンバーが持ち寄る独自の視点やアイデアが スターデューバレー の全体設計に溶け込み、1人では実現できなかった多くの要素が形になっていると明かしている。

現在のConcernedApeは多忙を極めており、開発中の Haunted Chocolatier に注力しているほか、同作については「必ずリリースする(100%出す)」と明言。また『Stardew Valley』の大型アップデートとなるVer.1.7の制作も進行中だという。そのため、『Stardew Valley2』を実際にプレイできる日までは、ファンはもうしばらく待つことになりそうだ。