『バイオハザード レクイエム』、双主人公システムで“多週回”を強化 1人の行動がもう1人の世界を変える
カプコンは、開発中の新作『バイオハザード レクイエム』について、新たなゲームデザインの詳細を公開した。特に注目されるのは、双主人公システムの導入だ。ゲームディレクターの中西晃史氏は、「この仕組みがシリーズ史上初めての“高いリプレイ性”を実現する」と説明している。
本作では、プレイヤーがグレイスとレオンの2人の主人公をそれぞれ操作する。両者の体験は大きく異なる:
- グレイス:戦闘経験が少なく、常に不安を抱える初心者タイプ。資源が枯渇しがちで、生存そのものが試される
- レオン:数々の死線をくぐり抜けたベテラン。敵への対処や探索がより冷静・効率的に行える
■ 共有される世界、分かたれる運命
重要なのは、2人が同じゲーム世界を共有している点だ。
- あるキャラクターが倒した敵は、もう片方のルートでも永久に消滅
- 一度拾ったアイテムは、もう一方のプレイでは出現しない
この設計により、プレイヤーは戦略的に2人の役割を分担できる。
例えば、グレイスで強敵に圧倒され撤退した場合、レオンに切り替えてそのエリアを掃討し、安全にしてから再びグレイスで進行する——といった連携プレイが可能になる。
■ 物語も相互に影響、多週回が必然に
中西氏によると、ゲームが進むにつれ、「片方のルートでの選択が、もう片方の展開に直接影響を与える」ようになるという。
たとえば、あるイベントをグレイス側で回避すると、レオン側で新たな危機が発生する——といった具合だ。
このように、2つの物語が交錯し、互いに干渉し合う構造こそが、本作の最大の特徴であり、「ただクリアするだけでは真相が見えない」多週回プレイを強く促す設計になっている。
カプコンは、このシステムを通じて『バイオハザード』シリーズに新たな遊びの軸を加える狙いだ。