Ubisoftでリストラの波が継続 パリ本社で最大200人削減へ 5つの労働組合が海外スタジオを含むストライキを呼びかけ
Ubisoftは6本の開発中タイトルの中止と2スタジオの閉鎖を発表してから約1週間後、フランス・パリ本社を対象とした新たな人員削減計画を明らかにした。最大200人規模の削減を想定しており、コスト削減施策の加速が目的だという。
Ubisoft Internationalの広報担当者は、「パリ本社に所属する最大200人を対象とした集団的自主退職制度について協議を開始している」とコメントした。
現在パリには約1100人の従業員が在籍しているが、同社は現時点ではあくまで提案段階であり、従業員代表との合意およびフランス当局の承認を経て初めて実施されると説明している。また、この措置はフランス契約のUbisoft International社員のみに適用され、他のフランス法人や世界各地のチームには影響しないとしている。
仏経済紙 Les Echos によると、Ubisoft従業員を代表する複数の労働組合がストライキを呼びかけている。Syndicat des travailleurs et travailleuses du jeu vidéo(STJV)、Solidaires Informatique、CFE-CGC、CGT、Printemps écologique の5団体が足並みを揃え、2月10日から12日にかけてストライキを実施する計画で、海外の労組とも連携し、世界各地のUbisoftスタジオへ行動を拡大することを目指しているという。
中止された6タイトルのうち、公式に確認されているのは長年開発が続けられてきた『プリンス・オブ・ペルシャ 時の砂 リメイク』のみ。報道によれば、同作に関わっていた俳優の1人は、3年に及ぶ仕事の成果を失い、計画中止をネット上のニュースで初めて知ったと明かしている。
一方でUbisoftはさらに7タイトルの発売延期も発表。この中には、今後2か月以内のリリースが見込まれていた未発表作品も含まれており、市場では『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』リメイク版ではないかとの見方が広がっている。