ICE捜査官を装って民家に侵入しPlayStationを盗もうとした男、17歳少年に殴られて気絶
ピッツバーグの地元メディアおよび警察の発表によると、35歳の男ウィリアム・グレゴリー(William Gregory)は、米国移民・関税執行局(ICE(米国移民・関税執行局))の捜査官を装い、民家に侵入して金品を盗もうとした疑いで、警察により正式に逮捕された。
グレゴリー容疑者は、「人種的脅迫」および「住居侵入・窃盗」などの罪で起訴されており、警察は事件の経緯について詳しく調査を進めているとしている。
起訴状によると、事件はペンシルベニア州ピッツバーグ南部のベールツーバー地区で発生した。グレゴリー容疑者は当時、住宅のキッチン窓から不法侵入し、自らをICE(米国移民・関税執行局)の捜査官だと名乗って、住人に合法的な身分を示す書類の提示を要求したという。
その際、容疑者はナイフを所持し、屋内にいた17歳の少年を脅迫。PlayStation本体、複数のゲームコントローラー、さらに少年の携帯電話を盗もうとしたとされている。
警察の報告によれば、少年は決定的な場面で反撃に転じ、拳でグレゴリー容疑者の顔面を殴打。容疑者を気絶させ、そのまま警察が到着するまで現場を制圧したという。
近隣住民のクリステル・キャロウェイは取材に対し、被害に遭った住民はラテン系の家庭だったとみられると語り、この地域自体が多様性に富んだコミュニティであることを強調した。その上で、ICE(米国移民・関税執行局)の捜査官を名乗る人物が住民の安全を脅かそうとしたことに、強い不安を感じていると述べている。
またキャロウェイは、事件に遭遇した17歳の少年の行動を高く評価し、「危機的な状況で家族を守るために立ち上がった。アドレナリンが一気に出て即座に行動したのだと思う。本当に見事で、不幸中の幸いだった」と称賛した。
現在、ウィリアム・グレゴリー容疑者はアレゲニー郡刑務所に勾留されており、事件は引き続き司法当局による審理が進められている。