Switch 2、販売動向は依然不透明 値上げリスクも指摘、調査機関が早期購入を呼びかけ
世界的に知られるゲーム市場調査会社の Niko Partners はこのほど、2026年版の最新業界予測レポートを発表した。レポートでは、任天堂の次世代機である Nintendo Switch 2 が、近い将来に世界規模で価格引き上げに直面する可能性があると指摘している。
同レポートによると、関税の影響、メモリ価格の急騰、そしてマクロ経済環境全体の不透明感が重なり、Nintendo が現在の価格戦略を維持することは、ますます大きな圧力にさらされているという。
レポートによれば、任天堂はこれまで部品の先行確保や高い生産能力を維持する戦略によって、初期段階では生産コストの抑制に成功していたという。しかし、足元ではメモリ価格の急騰が企業努力で吸収できる範囲を超えつつあり、最終的には自社での負担が難しくなり、コストを消費者に転嫁する可能性が高まっていると分析している。
また Niko Partners は、Nintendo が必ずしも主機本体の定価を直接引き上げるとは限らず、単体販売を終了し、バンドルセットを主軸とした販売戦略へ切り替えることで、実質的に平均販売価格を押し上げる可能性があるとも指摘した。この場合、Nintendo Switch 2 のエントリー価格は、500ドル、あるいはそれ以上に達する可能性があるとしている。
一方でレポートは、今回の潜在的な値上げが任天堂を難しい選択に追い込む可能性も指摘している。Nintendo Switch 2 は発売からまだ1年に満たないものの、直近では販売の勢いに陰りが見られ、初のホリデーシーズンにおける販売実績も、初代 Switch を上回るには至らなかったと分析されている。この段階で価格を調整すれば、ハイブリッド型主機としての市場パフォーマンスに、さらなる悪影響を及ぼす可能性があるという。
また、影響を受けるのは任天堂だけではないとも強調している。消費者向け電子機器ハードウェア産業全体が同様の圧力に直面しており、Sony も PlayStation 5 の価格調整に踏み切る可能性があるとされる。さらに、高騰するメモリコストは、Valve が再びリビング向け主機市場への参入を狙う Steam Machine の成否を左右する重要な要因になるとも分析された。加えて、次世代ゲーム機の投入時期そのものが、この「メモリ危機」によって後ろ倒しされ、ゲーム産業全体に影響を及ぼす可能性も示唆されている。
レポートの最後では、プレイヤーに向けて「もし Switch 2 の購入を検討しているのであれば、早めに行動したほうがよいかもしれない」との提言が添えられている。