Switch 2はソフトが揃うも買い替え進まず 元任天堂PR幹部「決め手になるタイトルがない」

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なかさと
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2026年1月13日

2026年には多数のSwitch 2向けタイトルが発売予定とされているものの、元任天堂PR幹部のKit & Krystaは、現時点で発表されているラインナップの中に「システムセラー」と呼べるほどの決定打となる作品はほとんどなく、ハードの販売を大きく押し上げるには力不足だとの見方を示している。

Kit & Krystaは最新回のポッドキャストで、Switch 2の販売が2025年末の時点で明らかに減速していると指摘し、2026年に再び勢いを取り戻せるかどうかは、圧倒的な訴求力を持つ任天堂のファーストパーティー大作が登場するかにかかっていると語った。新世代の3D『マリオ』、本編となる新作『ポケモン』、あるいは完全新作の『ゼルダの伝説』こそが、流れを変える「切り札」になり得るとの見方を示している。

一方で、Switch 2のソフトラインアップ自体は決して薄くないという。Kit & Krystaによれば、2026年に発売が確定している任天堂のファーストパーティー作品は少なくとも9本に上るほか、サードパーティーからも『ファイナルファンタジーVII 』や『バイオハザード レクイエム』などの投入が予定されており、陣容は一見すると堅実だとしている。ただし、それでもなお「今すぐ本体を買う理由」になる決定的な一本が見当たらない点が課題だと指摘した。


両氏は、多くのサードパーティータイトルがマルチプラットフォーム展開となるため、Switch 2版だけで新規ユーザーを強く引きつけるのは難しいとも指摘する。また、任天堂が毎月複数タイトルを投入するような積極的なリリース戦略を取るとは考えにくく、せいぜい「月1本ペース」にとどまると見ており、2026年に大きなサプライズが生まれる余地は限られているという。

市場で噂されている新作3D『マリオ』や新作『ゼルダの伝説』についても、たとえ登場したとしても、実態はリマスターやリメイクに近い内容になる可能性が高く、『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の強化版や、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のリメイクといった形にとどまるのではないかと予想している。

また、2026年2月発売予定で価格が8,980 円とされる『マリオテニス フィーバー』についても、Kit & Krystaは市場での伸びに懐疑的な見方を示した。過去の任天堂のスポーツ系タイトルは総じて反応が控えめであり、本作もハードの販売を牽引する存在にはなりにくいという。

一方、3月にSwitch 2独占で発売予定の『ぽこ あ ポケモン』については、Krysta Yang氏がグラフィックの古さを理由に訴求力に疑問を呈した。ただし、正統な新作『ポケットモンスター』シリーズへの期待は依然として高く、30周年に合わせて『ポケモン ウィンド』『ポケモン ウェーブ』が投入され、Switch 2の同梱版として展開される可能性もあるとみている。現時点では『マリオカート ワールド』セットに代わる有力な同梱プランが存在しないことも、その背景にあるという。

ポッドキャストの結論として、真の「システムセラー」と呼べるタイトルが不足している現状では、多くのユーザーが初代SwitchからSwitch 2への買い替えを急がない可能性が高いとされた。『あつまれ どうぶつの森』のアップデートなど、旧世代機へのサポートが続いていることもあり、様子見を選ぶプレイヤーが増えると分析している。