Steamの“異常発見系スピードラン”作品 『P0: Byte-Sized Brilliance』がまもなく登場──制限時間は10秒、立ち止まっている暇はない

いわゆる「間違い探し」ではあるが、本作は決して遊び半分の軽い内容ではない。10秒間の生死を賭けた判断が、主人公の職と命を左右することになる。Deadbolt Interactive が手がける異常発見ホラー新作『P0: Byte-Sized Brilliance』は、1月21日にリリース予定である。本作では、無限回廊をさまようタイプの作品とは異なり、わずか10秒のあいだにオフィス内で“異常が発生しているかどうか”を見極める必要がある。
本作でプレイヤーは、「異常調査員」の採用面接を受ける応募者という立場となる。採用試験として課される任務は、オフィスビルの各フロアに異常が発生しているかどうかを判定することであり、与えられる観察時間はわずか10秒である。
プレイヤーはフロア内を歩き回る必要も、時間もない。座席から立ち上がることは許されず、椅子に座ったまま周囲を見回し、「異常なし」と判断するか、「何かがおかしい」と判断するかを、緑色/赤色のボタンで決断するのみである。
オフィスに出現する異常現象は多種多様で、滑稽な違和感から不気味で恐ろしい変化まで幅広く用意されている。ビルは全30階構成となっており、正しい判定を積み重ねることでのみループを突破し、次のフロアへ進むことができる。

10秒という制限を「長すぎる」と感じるプレイヤーや、平凡な職場体験では物足りないプレイヤーのために、本作にはオンラインランキング機能および高難度モードも用意されている。
本作で戦う相手は給料ではなく、「ランキング首位の名誉」である。ゲームは、異常を発見するまでの速度と到達階層数を指標としてスコアリングを行い、世界最速の「今月の最優秀社員」を目指すには、動体視力と判断速度のどちらも極限まで研ぎ澄ませる必要がある。
難易度は3つの主要モードで構成され、一定評価(Cランク以上)を獲得することで昇格が可能となる。上位難度では時間制限がさらに厳しくなるだけでなく、異常現象そのものもより巧妙かつ判別困難なものへと変化していく。

職場ホラー作品として、本作では「企業の裏に隠された闇」を解き明かしていく要素も重要な位置づけとなっている。フロッピーディスクやメモを収集することで、この会社が抱える不穏な真実、そして突然行方を絶った社員「Steve」に何が起きたのかが少しずつ明らかになっていく。
さらに『P0: Byte-Sized Brilliance』には収集要素も実装されており、クリア時に得られるポイントを使ってデスク上の“ちいさなモンスター”をカスタマイズできる。どこか憎めない「ブサかわ」な相棒とともに、調査任務に挑むことができる仕様となっている。

『8番出口』のヒット以降、「異常探知」系タイトルは登場し続けている。その中で、もし少し趣向を変えたいのであれば、『P0: Byte-Sized Brilliance』は一度体験してみる価値がある作品である。