『チョコボの不思議なダンジョン』『FF9』キャラクターデザイナー 板鼻利幸氏が SQUARE ENIX を退社
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『チョコボの不思議なダンジョン』シリーズや『Final Fantasy IX』、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』シリーズなどに携わってきた著名キャラクターデザイナー・板鼻利幸氏が、2025年末をもって SQUARE ENIX を退職していたことを明らかにした。今後はフリーランスとして創作活動を続けていく方針であるという。
板鼻氏は長年にわたり SQUARE ENIX に在籍し、同社を代表するキャラクターデザイナーの一人として知られてきた。温かみのある童話的タッチと、印象的なシルエットを兼ね備えたキャラクターデザインが高く評価されており、とりわけ氏が手がけた「チョコボ」は強い存在感を放つ象徴的ビジュアルとして定着している。
チョコボの生みの親とされる石井浩一氏が、冗談交じりに「チョコボはもう板鼻のところに嫁いでいる」と語った逸話が残されているほどであり、板鼻氏のデザインがキャラクターイメージに決定的な影響を与えた存在であることを物語っている。
近年では、『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』や『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』、『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』などの開発に参加してきたほか、『ファイナルファンタジーIX』関連プロジェクトにも積極的に関わってきた。
絵本作品『ファイナルファンタジーIXえほんビビとおじいちゃんと旅立ちの日に』をはじめ、シリーズ25周年に合わせた記念イラストの制作やビジュアル監修なども担当しており、同作の世界観展開において重要な役割を果たしてきた存在である。
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『FF クリスタルクロニクル リマスター版』メインビジュアル
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『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』デボル&ポポル
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『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』キービジュアル
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『ファイナルファンタジーIXえほんビビとおじいちゃんと旅立ちの日に』
板鼻利幸氏は、自身の note に公開したコメントの中で、退職の背景についても説明している。板鼻利幸によれば、『ファイナルファンタジーIX』25周年に関連するイラスト制作およびビジュアル監修の一連の業務を終えた段階で、「自分に与えられていた役割が一つの区切りを迎えた」と感じたという。同時に、新たな挑戦へ踏み出す好機であると判断し、会社組織を離れてフリーランスとして活動する決断に至ったとしている。
今後、板鼻利幸氏はフリーのイラストレーター/キャラクターデザイナーとして、より幅広い分野やスタイルの創作活動に取り組んでいく予定。長年にわたり彼の作品を追い続けてきたプレイヤーやファンにとっても、個性的な作風を持つこのクリエイターの新たな表現を、より多様な作品の中で目にする機会が増えることを意味している。