伝説的ゲーム帝国の原点 SEGA共同創業者 デビッド・ローゼン氏が逝去 享年95歳
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海外メディアの報道によれば、老舗ゲームメーカー SEGA を30年以上にわたり率いた共同創業者、デビッド・ローゼン(David Rosen)氏が、2025年12月25日に米国カリフォルニア州ハリウッドヒルズの自宅にて逝去した。享年95歳である。
1930年にニューヨークで生まれたデビッド・ローゼン氏は、若年期に米空軍へ入隊し、朝鮮戦争期には日本および極東地域に駐留していた。退役後も同地に留まり事業活動を継続し、1954年には自身の姓を冠した企業「Rosen Enterprises」を日本で設立。日本美術品の輸出やチェーン型写真館の経営を手がけた。
1957年以降は日本市場のポテンシャルに着目し、当時米国で流行していたコインオペレーション式アーケード機器をいち早く日本へ導入し、その普及に成功したとされる。
1965年には、マーティン・ブロムリー(Martin Bromley)およびリチャード・スチュアート(Richard Stewart)が設立し、在日米軍向け娯楽機器の提供を行っていた企業「日本娯楽物産」と合併し、新会社「Sega Enterprises」を設立することとなった。社名は前身「SErvice GAmes」の頭文字に由来し、ローゼン氏が会長兼CEOに就任。ここに同氏は SEGA の共同創業者として名を刻むこととなった。
ローゼン氏の指揮のもと、SEGA は1966年に初のオリジナル機械式ゲーム『Periscope』を発表。日本および欧米で大きなブームを巻き起こし、アーケードゲーム機の世界的普及を後押ししただけでなく、「1プレイ25セント」という料金体系を事実上の業界標準として定着させたと評価されている。
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その後もローゼン氏は、日本のアミューズメント産業団体「Japan Amusement Association」を設立し、初代会長を務めるなど、業界発展に大きく寄与した。
SEGA がその後複数回の企業再編や経営権移動を経験する中においても、ローゼン氏は長らくCEOの座に留まり続けた。1984年には、中山隼雄氏とともに、実業家・大川功氏の出資を受けてパラマウント・ピクチャーズから SEGA を買収。大川氏が会長、中山氏が社長に就任し、ローゼン氏は米国に留まり、米国および海外事業を担う子会社「Sega of America」の会長兼、本社の取締役として経営に携わった。
同氏は1996年に退任するまで、通算30年以上にわたり SEGA の最高経営層として指揮を執った人物であり、SEGA のエンターテインメント事業拡大と世界的地位の確立において、極めて重要な役割を果たした中核的経営者の一人である。