GOGがCD PROJEKTグループから独立 創業者が全株式を買い戻し、ユーザーの権益は維持と表明

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いずみ
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2025年12月30日
ニュース

ゲーム配信プラットフォーム「GOG」の親会社であり、『ウィッチャー』シリーズや『サイバーパンク2077』を手がけるポーランドのゲーム企業 CD PROJEKT は本日(30日)、同社の共同創業者である Michał Kiciński 氏が GOG の全株式を取得し、同プラットフォームが独立した事業体となることを発表した。これにより、GOG は今後も「プレイヤーフレンドリーなゲームプラットフォーム」であり続ける方針を掲げている。

GOG は公式サイトおよびSNS「X」を通じて告知を行い、Kiciński 氏が 9,070万ポーランドズロチで全株式を買い戻したことを明らかにした。これにより、GOG は CD PROJEKT グループから完全に切り離された私企業として独立し、上場企業の財務プレッシャーから解放された「完全独立体制」に移行することとなる。

今回の買収について Michał Kiciński 氏は、その目的を「プラットフォームが長年掲げてきた理念 ― ゲームを未来へ残し続けること ― を守るため」だと説明している。GOG は、消費者に寄り添い、クラシックゲームの復刻を推進し、ゲームライブラリに縛られない購入体験を提供し、DRMフリーにこだわることで、「市場でもっともプレイヤー・フレンドリーなゲームプラットフォーム」を目指していくとしている。

買収後も、ユーザーの基本的な権益に変更はない。ライブラリ内の購入タイトルやセーブデータは引き続き保持され、プラットフォーム上の決済や利用環境もそのまま継続される。また、CD PROJEKT との協力関係も解消されるわけではなく、『ウィッチャー』シリーズや『サイバーパンク2077』といったタイトルも今後もGOGストアで販売される見通しだ。

CD PROJEKT 側は、今回の取引について「双方の長期的ビジョンに基づく友好的な別離」だと説明し、同社としては今後、より高品質なゲーム開発に専念していく方針を示している。一方で、この取引によって双方がそれぞれ得意分野に集中できるようになると強調した。

あわせてGOGは声明の中で、現在の財務状況は健全であり、親会社から離れたことで不安定化する心配はないと説明。2026年中に、今後の大規模な計画について発表する予定だとしている。