退職代行ホラーウォーキングシム『退職代行』Steamで公開 依頼者の代わりに会社へ辞意を伝える中、不可解な事件に巻き込まれていく

インディーゲームチームSnakeToneは、ホラー要素を取り入れたウォーキングシミュレーションゲーム『退職代行』を公開した。
本作は、日本で2017年頃から広がりを見せた「退職代行サービス」を題材にした意欲作。プレイヤーは退職代行会社に入社したばかりの新人社員となり、電話応対やデータ入力、企業への連絡といった実際の業務フローを通じて、次第に不穏で背筋の凍る出来事へと巻き込まれていく。
日本の職場文化では、和を重んじる風潮や忍耐の美徳から、自ら退職を切り出せないケースも多い。パワハラや上司からの引き留め、人手不足を理由にした退職の先延ばし、あるいは手続きの煩雑さを避けるため、第三者に辞意の伝達を依頼する――そうした背景が、退職代行サービス誕生の土壌となっている。
ゲーム内でプレイヤーは、助けを求める依頼者からの電話を受けることから業務を開始。退職理由を聞き取り、氏名や連絡先、勤務先企業などの必要情報を確認しながら、PCへリアルタイムで入力していく。その後、調査した情報をもとに企業へ電話をかけ、担当者に「本人が退職を希望している」旨を正式に伝え、引き継ぎなど今後の流れを確認する。

しかし、すべての企業が円滑に退職を受け入れてくれるとは限らない。人事担当者が不満や躊躇を示したり、時には強い口調で対応してきたりと、プレイヤーは職場特有の重圧に直面することになる。
企業とのやり取りを終えた後は、依頼者へ折り返し連絡し、退職が成立したかどうか、今後必要な手続きを伝える。感謝の言葉を受け取ることもあれば、結果に納得できない依頼者から、負の感情をぶつけられることもある。

また、本作には日常的な社内業務も描かれており、退社前の消灯や施錠、備品の確認といった雑務も含まれる。残業で深夜まで働くことになれば、プレイヤーは誰もいない静まり返ったオフィスに一人取り残されることになる。
夜道を歩いて帰宅する中で、不自然な影や音、奇妙な出来事が少しずつ姿を現し、主人公が巻き込まれているのが単なる退職トラブルではなく、「職場の裏側」に潜む何かであることを示唆していく。
公式によると、想定プレイ時間は約1時間。没入感と雰囲気演出を重視した作品となっており、実況配信も歓迎されている。配信時は、動画タイトルや概要欄にゲーム名とストアページへのリンクを記載し、不適切な内容との併用を避けることが条件となる。
『退職代行』は、2026年にSteam向けに配信予定だ。
