Steam向けサイバーパンクADV『SHIBUYA SUSHI MASTER』発表 海に沈んだ渋谷で“最先端寿司”を握る

日本のインディーゲームチームTOONLEAGUEとアサリ(Asari)が共同開発するアドベンチャーゲーム『SHIBUYA SUSHI MASTER』が、Steamストアページにて公開された。本作は2026年にリリース予定である。
プレイヤーは、若き寿司職人ナミダとなり、両親から受け継いだ屋形船風の小さな寿司屋を営むことになる。店は水面に浮かぶ形で存在し、多種多様な食材──ときには電子チップの部品までも使いながら寿司を握り、街の運命に関わっていく。
物語の舞台は西暦2600年代。極端な気候変動による海面上昇で、かつて賑わいを見せていた渋谷のスクランブル交差点は水没している。それでもこの沈みゆく街には、人間やヤクザ、政治家、ロボット、宇宙人、さらには魔法少女までもが暮らし、それぞれが誰にも明かせない悩みや秘密を抱えながら、深夜にナミダの静かな寿司屋を訪れる。

本作はインタラクティブノベル形式のゲームプレイを採用しており、核となるのは「対話」。プレイヤーの立場はバーのバーテンダーに近く、客の話に耳を傾け、時には質問を投げかけながら、その心情を読み取っていく。
会話の流れや感情から、客が本当に求めている寿司を見極め、使用する食材や寿司の形、味付けを決定する。握り寿司、軍艦巻き、巻き寿司などを自由に組み合わせ、具材やワサビの量を調整することで、多彩な一品を生み出すことが可能だ。

食材には伝統的な海鮮だけでなく、機械部品や異星生命体といった未来的な素材も登場。客の立場や背景に応じた組み合わせが求められる。公式説明によれば、プレイヤーが握る寿司や、客との会話の積み重ねは「静かだが確実に」それぞれの運命を変えていき、最終的にナミダが下す選択が、渋谷の未来そのものに影響を与えるという。

ビジュアルは1990年代風のピクセルアートを採用。複雑な操作やアクション要素はなく、テキストの読解、会話選択、料理の判断を中心とした、落ち着いたテンポの作品となっている。Lo-fiヒップホップやチル系の楽曲が流れる雰囲気は、深夜のラジオを聴いているような、あるいは静かな短編ドラマを眺めているような感覚を演出する。

『SHIBUYA SUSHI MASTER』は2026年に発売予定。興味のある人は、今のうちにSteamのウィッシュリストへ追加してみてください。
