『バイオハザード レクイエム』プロデューサーが語る グレイスはシリーズ史上「最も臆病な主人公」──レオンとは対照的な存在に

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いずみ
2025年12月16日
ニュース

先週開催されたTGA(The Game Awards)にて、カプコンは『バイオハザード レクイエム』の最新トレーラーを公開し、シリーズ屈指の人気キャラクターであるレオン・S・ケネディの再登場を正式に発表した。あわせて、ディレクターの中西晃史氏が米メディア「Automaton」のインタビューに応じ、ゲーム内における2人の主人公について語っている。

中西氏によると、本作ではレオンとグレイスの物語がほぼ同等の比重で描かれており、グレイス編はホラー要素を重視した内容となっている。一方、レオン編はスリルと爽快感のある戦闘が中心で、体術や近接戦闘を取り入れたアクションが特徴。その設計は『バイオハザード RE:4』から着想を得ているという。なお、グレイスのゲームプレイは『バイオハザード RE:2』をベースとしている。

『バイオハザード レクイエム』は一本の完結した物語として構成されており、物語の進行に応じてプレイヤーは2人の主人公を切り替えながらプレイすることになる。作中では両者が出会うシーンも用意されており、グレイスはシリーズ史上もっとも臆病な主人公として描かれる一方、レオンは数々の死線をくぐり抜けてきた百戦錬磨のベテラン。こうした性格のコントラスト自体も、本作の大きな魅力の一つだ。ゲーム構造としては、両キャラクターのプレイボリュームはほぼ同程度で、『バイオハザード リベレーションズ』に近い構成になるという。

中西氏は「以前、レオンはホラーゲームにあまり向いていないと話したことがあります。怪物を前に怯える姿は彼には似合わないため、彼の章ではより緊張感のあるアクションに重点を置いています。一方、グレイスの章はより純粋な恐怖を味わえる内容になっています」とコメント。また、「ダブル主人公を採用した理由は、異なる種類の緊張感を融合させるため。レオンのアクションパートが、グレイス編の恐怖を和らげる役割も果たしています」とも語っている。

一方で、「まったく異なる2つの緊張感を1本の作品に盛り込むことには、当初不安もありました」としつつ、「しかし今では、プレイヤーにとって非常にユニークな体験になると感じています。まるでサウナで蒸気浴をした後に冷水に飛び込むような感覚ですね」と比喩を交えて説明した。レオンについては、「重責を背負いながらも、“渋くて魅力的な大人の男性”として描くことに注力しました。トレーラーでの反応も良く、非常に嬉しかったです」と語っている。

なお、開発における重要なテーマの一つは「2026年時点のレオンとはどのような人物なのか」という点だという。彼の心境や、これまでの経験をどのように活かすのかを掘り下げるため、『バイオハザード RE:4』をベースに新たな要素が追加されているとのことだ。

『バイオハザード9:レクイエム』は、2026年2月27日にPC、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2向けに発売予定となっている。