トランプのブロックゲームがまもなく登場 低迷中のミームコインを復活させられるのか?

■ トランプを題材にした新作モバイルゲームが登場へ
トランプ前大統領をテーマにしたブロックチェーン系モバイルゲームが、12月30日に Apple の App Store にて配信予定である。
本作は Freedom 45 Games がトランプ氏の名前および肖像の使用許可を得て開発したもので、トランプ氏本人や関連企業が直接運営するものではない。
リリース時期は、トランプ関連の暗号資産事業が政府の監視対象となっているタイミングと重なっており、一部では懸念の声も上がっている。
■ 背景:低迷するトランプミームコイン
トランプ公式ミームコイン(Trump Coin)は、今年1月の就任直後に注目を集めたものの、その後価格が急落し、初期の勢いをほぼ失っている状況である。
本プロジェクトを支援するビル・ザンカー氏がゲームを後押ししているが、ゲームがコイン価格の長期的回復につながるかどうかは不透明である。
■ Trump Billionaires Club の内容と現状
ゲームは現在、事前登録を受付中である。宣伝では Trump Coin と紐づく政治色の強いタイトルとして紹介されている。
ザンカー氏は過去にもトランプ関連のブロックチェーン事業に関与しており、今年初めには「MONOPOLY GO」に類似したゲームを開発しているとの報道もあった。
しかし、Monopoly の権利元であるハズブロ社はライセンス許諾の事実を否定しており、広報担当者も「Monopoly とは類似していない」と説明している。
■ トランプコイン復活のきっかけとなるか
ゲーム内でトランプコインがどのように活用されるかはまだ明らかにされていないが、ミームコインの再注目を狙う意図があるとみられる。
とはいえ現状、トランプ関連の暗号資産は NFT 事業への批判やミームコイン取引量の激減など、厳しい状況が続いている。
ザンカー氏が関与するミームコインも、ローンチ直後に73ドル超の高値を記録したが、現在は90%以上下落し約5.82ドルに落ち込んでいる。
■ 暗号資産ゲーム市場自体の停滞
今回のゲーム公開は、暗号資産とゲームを組み合わせたタイトルが主流市場で伸び悩む状況下で行われるものである。
2021〜2022年の Play-to-Earn ブームで多くの作品が登場したが、トークン価格の不安定さ、ゲーム性の不足、既存ゲーマー層からの不信感などにより、長期的にユーザーを維持できた作品はごく少ない。
■ 12月30日リリース、復活の試金石に
今回のリリースが低迷するトランプ関連デジタル資産の復活につながるかどうかは未知数である。検索トレンドは横ばいで、市場の関心が戻っている兆しも乏しい。
それでも、ゲームの登場が新たな注目を集める可能性はあり、12月30日はトランプ系デジタル資産にとって重要な試金石となるとみられる。
成功して勢いを取り戻すのか、それとも他の暗号資産プロジェクトと同様に埋もれていくのか、今後の動向が注目される。