Steamで“荒れ地再生”スローライフ 『The Regreening』公開 ― 手とちょっとの魔法で世界を緑に戻そう
ドイツのスタジオ Positive Impact Games が開発・販売を手がける自然再生シミュレーション『The Regreening』が、近日中に Steam に登場予定。
本作は、生態をテーマの中心に据えた 「ソイルパンク」 を掲げており、廃棄物に覆われ荒れ果てた未来の世界を舞台に、優しく、丁寧に、大地へ生命力を取り戻していく体験が描かれる。
『The Regreening』の舞台は、金属の残骸が一面に散らばる荒れ地。
途中で途切れたひび割れた道路、錆びついたまま放置されたショベルカー……かつて文明があった気配だけを残した、不毛の世界だ。
プレイヤーは人類の子孫として、失われた緑と生命力を取り戻すため、
自分の手と、まごころと、ほんの少しの魔法 を使って世界を修復していく。
焦土にもう一度タネを植え、動物たちが戻ってこられる環境を整え、荒野がオアシスへと変わっていく奇跡を目撃することになる。
ゲームは見下ろし型の3Dマップを採用していて、フィールドは六角形のタイルで構成され、
1タイルはさらに3つの五角形に分割されており、それぞれに違う植物を植えることができる。
ただし、植生を戻す前に、まずは 「採掘」して廃棄物を取り除く作業 を行わなければならない。
回収したゴミは資源として再利用でき、後の建築や環境整備に役立てることができる。
植物を植えると、やせた土地は少しずつ健康を取り戻していく。
環境が一定の条件を満たすと、動物のシルエットが描かれた木札を設置でき、その動物の“棲息エリア”を指定できるようになる。
公開されたトレーラーでは、たとえばウサギの棲地を作るためには、
・どんな植生があるか
・食べ物の種類
・安全性
・休めるスペース
など、さまざまな条件を満たす必要があることが示されていた。
動物を呼び込みたいなら、その生態に合った植物を選び、育て、ちょうどいいバランスのミニ生態系を整えなければならない。
また、公式は『The Regreening』が 柔らかく自然なサウンドスケープ で没入感を高めている点も強調している。
風の音、川のせせらぎ、草木が揺れる音など、ASMR のような質感の効果音がふんだんに使われており、ヘッドホンでトレーラーを見ると“森の中にいるような静けさ”を体感できるという。
旅を進めるうちに、さらに多くの植物種がアンロックされ、どの動物の棲息地を復活させたいかを選んだり、植物同士の共生関係を研究したりしながら、自分だけのエコシステムを作り上げていくことができる。
前述の“資源リサイクル”システムでは、拾ったガラクタや素材を装飾品や温室の灌漑装置に作り替えられるほか、ゲームには 話すカラスのNPC など、ちょっとしたファンタジー要素も登場する。
プレイヤーはドイツ民話にインスパイアされた自然の精霊たちと友達になり、助けてあげることで特別な力を得ることもできる。
たとえば、主人公がカラスの足につかまって空へ舞い上がり、上空から大地の“緑化進行度”を俯瞰で見渡すといった、どこか伝承めいた軽やかな冒険感も味わえる。
大地が息を吹き返していくにつれ、花や果実を採集したり、新しい土地に種をまいたり、お気に入りの動物や精霊たちに小さな贈り物を届けたりと、心温まる交流も楽しめるようになる。

開発チーム Positive Impact Games は新しく立ち上がったスタジオではあるものの、メンバーの多くは10年以上のキャリアを持つベテラン揃い。
中には、“圧倒的に好評”を獲得した『Beatbuddy』や『Battle Planet – Judgement Day』を手がけたインディースタジオ Threaks の元メンバーも含まれている。
Threaks が 2024年初頭に解散したあと、彼らは新しい拠点として現在のスタジオを設立し、『The Regreening』の制作に取り組むことになった。
そのため本作は、彼らが新しい舞台で挑む“最初の作品”という位置づけでもあり、注目度が非常に高いタイトルとなっている。
『The Regreening』は現在、PC(Steam)向けに開発が進行中で、発売時期はまだ明らかにされていない。
気になる人は、まず Steam のウィッシュリストに追加して続報を待とう。
