オープンワールドRPG『七つの大罪:Origin』クローズドテストプレイレポート親しみやすいバトルと原作の魅力が光る

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いずみ
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2025年11月14日
RPGARPG

人気作品『七つの大罪』シリーズを原作とし、Netmarble が開発するオープンワールドRPG『七つの大罪:Origin』は、先日 7 日間のクローズドテストを実施しました。

本稿では、そのクローズドテスト版をもとに、実際のプレイ感や特徴をいち早くお届けします。


ファン必見の“誠意あふれる”ストーリー演出

『七つの大罪:Origin』の物語は、劇場版『七つの大罪:怨嗟のエジンバラ』の主人公トリスタン、そしてキングとディアンヌの三女ティオレを中心に展開します。

物語は、ある日ふたりが“傲慢の罪”エスカノールと〈十戒〉の激闘によって蒸発した湖の調査に訪れるところから始まります。調査中、湖の底へと続く隠し通路を発見し、そこで謎めいたアイテム「星の書」を手に入れます。

同じ頃、大陸各地では未知の魔物を生み出す“種”や、時空の歪みといった異常現象が発生。聖騎士たちですら理性を失い暴走する事態に――。

こうした中、トリスタンとティオレは「星の書」の導きに従い、世界各地を巡る冒険へと旅立つことになります。シリーズファンなら思わずニヤリとする演出や設定ばかり、原作愛に満ちた構成が印象的です。

オープンワールドRPG『七つの大罪:Origin』クローズドテストプレイレポート親しみやすいバトルと原作の魅力が光る

とはいえ、主人公はトリスタンであるものの、ティオレ以外の『黙示録の四騎士』側のキャラクターは現時点ではあまり多く登場せず、主に『七つの大罪』の面々とゲームオリジナルキャラクターが中心となっています。

それでも、原作リスペクトの度合いと演出の完成度は十分。モデリングは劇場版より洗練されているうえ、原作らしいギャグシーンまでしっかり再現されており、IP 作品として“ファンを楽しませるための工夫”が随所に感じられます。

ゲーム構造は、いわゆる『原神』タイプのオープンワールドARPGに近い作りです。マップ各地には採集できる素材が豊富に配置され、飛行・滑空・潜水といった多様な移動手段も備えられています。

探索の核となるのは、さまざまなギミックに対応するためのキーアイテム 「星の書」 を用いたパズル要素。

星の書の能力を駆使して仕掛けを解き、宝箱を開けたり、新たなルートを拓いたりする流れが本作の探索体験の中心となっています。

オープンワールドRPG『七つの大罪:Origin』クローズドテストプレイレポート親しみやすいバトルと原作の魅力が光る

星の書を使ったギミック解謎は、今回のテスト版で 3 種類 が確認できました。

内容は「移動」「修復」「浄化」の3タイプです。

移動 は、オブジェクトを動かして仕掛けを解くタイプ。

たとえば、ブロックを運んで特定の石碑にはめ込んだり、属性台座を運んで装置に照準を合わせたりします。

火属性の台座を所定の位置に置き、そこから火炎を放って爆弾を起爆するといった応用もあります。

修復 は、その名のとおり壊れたオブジェクトを探し、選択して元の形に戻すという直観的なシステムです。

浄化 は、宝箱やオブジェクトの周囲に発生している「汚染」を取り除く仕組みで、浄化しなければ触れないギミックを開放する際に使われます。

全体的に複雑すぎず理解しやすい作りで、探索のテンポを損なわないライトなパズルになっています。

これら 3 種類のギミックはどれも難度が低めで、配置を少し観察すればすぐに解法が思いつく程度です。プレイヤーが見落とさないよう、近くには対応するアイコンが刻まれた石碑が置かれているなど、丁寧なヒント設計もされています。冒険のアクセントとしては十分に楽しめる内容です。

また、上昇気流を発生させるギミックや、滑空を補助する風の通り道など、探索を快適にする仕掛けも豊富に配置されており、マップ探索の負荷が抑えられている点も素晴らしかったです。

敷居が低く遊びやすいバトルシステム ボス戦にはしっかり見どころも

戦闘システムも全体的に“初心者フレンドリー”な設計になっています。

パーティーには最大 4 名のキャラクターを編成でき、戦闘中は自由に切り替えが可能。操作自体も複雑ではありません。

攻撃は

・通常攻撃

・回避

・ジャンプ

に加え、

・2 つのアクティブスキル

・1 つの必殺技

のみという非常にシンプルな構成。

精密なジャストガードやパリィといった上級者向けシステムもなく、地面に表示される攻撃範囲を見て回避する程度のライトな難度に調整されています。同じく IP 作品である『グランブルーファンタジー Relink』と比べても、操作のハードルはかなり抑えめです。

とはいえ、各キャラの個性を活かしたスキル回しや、ボス戦固有のギミックなど、しっかり楽しめるポイントも用意されており、誰でも気持ちよくアクションを味わえるバランスになっています。

操作はシンプルながら、戦闘にはしっかりとしたバリエーションがあります。

各キャラクターの必殺技演出は非常に作り込まれており、見応えも十分。さらに、画面下部の魔力ゲージが一定以上溜まっていれば 必殺連携 が発動し、特定の組み合わせによる強力な同時必殺技で大ダメージを与えることもできます。

手軽さの中に爽快感と華やかさがしっかり共存している点が、本作の戦闘の魅力と言えるでしょう。

キャラクターが強化できる項目は大きく 3 つ。
基本となる 「レベル」、武器に関する 「熟練度」、そして命座システムに相当する 「潜在力」 です。

中でもとくに特徴的なのが 「熟練度」 です。
本作では、各キャラクターが 3 種類の武器 を装備でき、たとえばメリオダスは基本武器の長剣だけでなく、大斧 や 双剣 も扱えます。

武器を切り替えると、攻撃モーション・属性・パッシブスキルといった要素がそれぞれ変化し、戦闘スタイルも大きく様変わりします。

これらの能力を強くするには、経験値と特定の素材を使って、“熟練度パネル”を開放・強化していきます。

必要な素材量はかなり多いため、正式版では素材を集められる専用ダンジョンなどが用意されると思われます。

注目すべきは、潜力で得られるパッシブ効果は武器ごとに内容が変わるものの、潜力のレベル自体は共通だという点です。

つまり、武器ごとに潜力を最大まで解放するために、同じキャラを何十体もガチャで引く……といった極端な仕様にはなっていません。

この点は安心してプレイできる設計と言えるでしょう。

キャラクターを強化するもう一つの大きな要素が 装備 です。
装備は主にダンジョンで入手でき、同じ装備を素材として“強化”することも可能です。

 

まとめ

『七つの大罪:Origin』は、一定の完成度と明確な魅力を備えた作品 です。
オープンワールドの探索は快適で遊びやすく、原作への丁寧なリスペクトや、メインストーリーの演出品質の高さからも、制作陣のこだわりがしっかり伝わってきます。
IP 作品としての“核となる魅力”をうまく継承していると言えるでしょう。

また、大型IPタイトルであることから、育成やバトルはより多くのプレイヤーが遊びやすい設計になっています。
一方で、ガチャを軸に長期運営するタイトルである以上、リリース後のアップデート頻度や追加コンテンツのペース が、プレイヤーにとって重要なポイントになりそうです。

『七つの大罪:Origin』は2026年1月28日、全世界同時リリース予定。
対応プラットフォームは PS5(コンソール独占)、PC(Steam)、およびモバイル端末となっています。