『ドラゴンクエスト』の生みの親・堀井雄二氏 「DQは死ぬまで作り続けるつもり。次の目標はシリーズ50周年を見届けること」

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いずみ
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2025年11月25日
ニュースドラゴンクエスト

日本を代表する国民的 RPG『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二氏が、海外誌「Game Informer」のインタビューに応じ、ゲーム開発への情熱や、なぜ今もなお『ドラゴンクエスト』を作り続けるのかについて語りました。

堀井氏によると、近年は『ドラゴンクエスト』開発の一部業務をチームのメンバーに任せることも増えているものの、自身は今でもすべての内容に目を通し、できる限り深く関わり続けたいとのことです。氏にとって『ドラゴンクエスト』は“自分の子ども”のような存在であり、心からこの作品を愛していると述べています。

そのため、堀井氏の中では『ドラゴンクエスト』づくりは「人生が終わるその瞬間まで続ける仕事」であり、今後の目標としてはシリーズ50周年を自らの目で見届けることだと語りました。なお『ドラゴンクエスト』50周年は2036年に迎える予定です。

『ドラゴンクエスト』の生みの親・堀井雄二氏 「DQは死ぬまで作り続けるつもり。次の目標はシリーズ50周年を見届けること」

堀井雄二氏は現在 71 歳となり、一般的には引退といわれる年齢に達しています。そのため、多くのメディアから「これからも『ドラゴンクエスト』を作り続けるのか」と問われることが増えています。堀井氏は、一部の業務を他のスタッフに任せるようになったものの、すべてから離れてしまうと寂しさを感じると語っています。

また、三本柱と呼ばれたもう二人――鳥山明氏とすぎやまこういち氏が既に他界している状況でも、堀井氏自身がシリーズから離れたいと考えたことは一度もないと明言しています。

さらに、堀井雄二氏は近年、日本政府より「旭日小綬章」を受章しました。ゲームデザイナーとしてこの勲章を授与されたのは堀井氏が史上初となります。